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7号室 171番 8/26


昨晩の、乱入者は高いびきで寝ている

布団の片付け、掃除…

まだ寝ている…

何度か看守が起こそうとしたか゛
彼は眠り続けた…
自分のいびきも聞こえない様だ

出入り口に布団を敷きっぱなしで寝ている…

なんとなく、部屋の掃除は、彼を起こさない様に静かにやった

起きると、面倒くさそうなので、ぽおっておいた

朝食を済ませて、風呂へ行く予定だったが、
思わぬ乱入者が来たために
風呂は、朝食の前になった

朝風呂…

浴槽もシャワーも、使わなかったが、5日ぶりの風呂は、とてもスッキリとした

6号室の2人とは、2回目の風呂
前回の時より、会話をした…

あの、野太い声の男が、一緒に裁判所行くらしい…

お互いに、何をしてここに入ったかは話さないし、聞かなかった…
何か、ここではタブーな質問の様な気がする…

風呂には洗濯してもらった、ここに入った時に着ていた服を着替えに持っていった
上手く行けば、
今日、午前中には、出られるだろう…
そう思い、きちんとした服装に着替えた…


朝食のパンは酔っぱらいだった彼と一緒に食べた…
食べながら、看守と話し
私と話しては、考えをめぐらせていた…
また、泥酔してやってしまった…
何をしたのかは、聞かなかったが
わからなくなるまで飲んでしまうと何か変な癖が出るらしい

そんな風に聞こえた...

そして、今日のシフト交番表のことが気になっているらしく、
今日、自分が出勤しないと、アルバイトとパートては大変だろうと…
薄切りのパンに、両角モロズミのジャムを付けながら、
自分のやってしまったことは棚に置いて、仕事の心配をしていた…

自分がここにいることを、知らせる手立ても考えている…

収容所に入ると、外との連絡は、自分ではできない…
最初に入って来た時に、聞かれる
ここにいることを、誰に伝えたいか、それとも伝えないか…
大概の者が家族だが、
身寄りがなかったり、家族から遠く離れて、1人暮らしの者などは、
仕事場に連絡してもらうらしい…
彼は、1人暮らしで、家族は、お婆ちゃんが近くにいるらしいが、
親兄弟のことは口にしなかった…

泥酔して布団を敷きっぱなしの男は、朝食のあと、また寝てしまった…
性格も面倒くさそうなのでほおって置いた…


自分の持ち物を整理することになり看守に呼び出される…

バックの中身だった持ち物を、ひとつひとつ全部確認しながら、
バックに戻していくという作業
本人確認
ここに入った時の逆である
携帯電話の電池パックも、携帯に戻された

ここに入って来た時の、靴だけが元に戻らなかった…
靴の紐である…

紐は外されたまま、履いて行くことらしい

多少脱げそうであったが、仕方あるまい…

その靴に、171番の黄色いガムテープが貼られた…

収容所内で履いていたサンダルに貼ってあったヤツを剥がして靴に張り直した
黄色いガムテープを剥がした後この靴はもう履けなくなるだろうと、
その時思った…

出所する

手錠をしてロック
ザイルを通し、腰に巻き
それをまた、後ろの者の手錠に通し、数珠繋ぎにする…
看守の者達は、一連の作業で慣れた手つきでこなす

8時半頃

護送車に乗るため階下に降りる

同じく、女子牢でも裁判所へ行く者がいるらしいが、
同行する看守が少ないので、一緒に連れて行かれることとなり護送車の中で待たされた…

男子は後ろの座席
カーテンを挟んで女子は前に乗り込んだ…

お互いに、顔を会わせない様にしているらしい…

女子2人の護送に1人だけ女子看守が付き添った
手錠や数珠繋ぎにつながっていたザイルを一度外して、
護送車の座席に繋ぎ替えるのだが、
基本的に手錠もロープも扱い慣れてなく男の看守に

「なんだ~?できないのか!?教えてもらって無いのか~?」

と言われていた...

面倒くさそうに男の看守は教えながら縛っていた…

車は留置所からゆっくりと出る
しばらく行くと、大きな国道に入った
平日の朝せいか、渋滞しているらしい
流れているかと思えば滞り…
そんな繰り返し…

窓から見えた外側の世界

みんなそれぞれ仕事中な感じで、
キラキラしていて、緊張感のある雰囲気だった…


15分ほどで裁判所に着いた
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