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7号室 171番 8/22


いつもの様に
弁当の夕食
まったりFM
洗面、布団敷き
点呼を取って消灯

明かりを消されて間もなく
鉄格子の向かうの暗がりから、
小さな声で看守に呼ばれた…

「面会」
「…?」
「弁護士の人が、面会」
「こんな時間に?」

鉄格子を挟んで、小さな声でやり取りをした

他の牢の人達は、まだ眠りにはついていないだろう…
寝てはいるけれど、眠ってはいない…
物音が気になるくらいの静けさ…

大きな音立てて、鉄格子が解錠される、
サンダルに静かに足を入れて看守の人の後をついて行く…

いくつかの扉を解錠しながら、廊下をついて行く
面会室の前で立ち止まり…中を確認する
面会に来る側が、来ていれば、中に入れる

進められて、中に入る…


…? 若い弁護士だなぁ…
もう、雇ってくれたのか?...
30代前半かな?

名前を紹介してくれたが、アクリル製の透明な壁越しでは、
よく聞き取れなかった…

「よろしくお願いいたします」
そう言って、着席した…

弁護士さんは雇われた経緯
私はこれまでの事件の経緯を話した…

受け答えや話の進め方など若いだけに、
情熱と自信を持って仕事をしている感じで、
少し几帳面そうだったがキレのイイ男だ。

この弁護士さんは、私を守る為に来てくれたと確信した…

いろいろと状況説明をした…
そして、とにかく早く此処から出たいと伝えた

終始、彼は
「お酒を飲み過ぎて、
やった事は覚えていないんですよね?
覚えていない事で責任は取れないし、
留置させてやるという処分の仕方はおかしい」と、
二度三度言っていた…

今後、この几帳面な若い男に全面的にお世話になることになる…
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