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7号室 171番 8/21

8月21日 9時頃  何時間ぶりのタバコだっただろう
             クラクラしたまま、部屋に戻ると
             看守がやってきた、
             「今日これから、○○の裁判所まで行くから…」
             と言われた
             
             後で聞いた話によると
             身柄を拘束してから、○時間以内に裁判をしなければならない
             ・・・・・・だそうで・・・・
             黙秘権があります・・・弁護士をたてますか?・・・・
             とドラマで聞いたことがある、あれである

             確か今日は日曜日であったはずだが・・・

             あまりそういうシステムがわからないまま
             裁判所へ行くことになった

             しばらくすると
             鉄格子こしから、
             「裁判所行くぞ」
             「7号室 開錠!」
              
             檻から出された・・・
        
             手錠をはめられ、
             ザイルを通し、
             身体の巻きつけ、
             手錠のロックを確認

             何度となく見ている、一連の作業

             紐で引かれながら、歩く・・・

             シオレタ飼い犬が、何処ぞに連れて行かれるのか・・・
            
             不安な足取りで・・・

             三日間、着たままの冷たい服のまま

             
             今朝は、どんよりと曇っていて肌寒い
             雨が時より降っている・・・・
              
 
             ここに入るときにも言われた

             「大抵、酒飲み過ぎてやっちゃったくらいのことだから
                 裁判終わってすぐ釈放だろう」

             その言葉を期待して              
             20人くらいは乗れるだろうかの護送車で
             看守2名 運転手つき 罪人1名
             片道、1時間ほどの裁判所へ向かった
             私の没収された所持品も一緒に・・・

             到着
             水溜りのある駐車場を
             ガムテープの番号つきのサンダルで歩く
 
             シオレタ犬は 所内に入り、迷路のように階段を幾つか上る

             その先には、また鉄格子があった・・・

             3畳ほどの檻が8室くらいある

             手前の檻に入れられた

             片隅に同じくシオレタ犬が居た・・・

             私よりも若く見えた

             彼も、着の見来たままなのか
             風呂上りに、テレビを観ていたら、連れてこられた感じで
             半そでシャツにジャージ姿
             洗いざらしとも思える頭髪は
             サラサラしているのかボサボサなのか
             若くとも薄くなっている頭頂部
             反省ザルにしか見えなかった・・・

             大分 萎れてしまっている・・・

             挨拶をするでもなく

             彼とは反対の長椅子に座った


             私を連れて来た、優しそうなしわがれた声の看守が

             「順番に裁判をやっていきます、待ち時間がかなりあるから・・・」 
             「何もなければ、そのまま帰れるかな?」
             
             と檻の向こうから言ってくれた

             そうなればいいなと思い 
             少しだけ、顔がほころんだと思って
             左の隅に居る、彼をチラ見する

             聞いていたのだろうけれど
             反応をしていない
             おそらく、私とは別の留置所から来ているのだろう
             自分に言われていないことには、全く反応しない

             そんな彼を横に気にしながらも
             30分以上待ち続けている
             この檻には何人の人間が居るのかわからず
             まだ誰も呼ばれていない
             
             1時間位してから
             一人呼ばれた
             もちろん、番号で
             留置所の場所と本人の番号
             「○○の○○番!」
             ・・・・・・
             30分位の間隔で次の人
             ・・・・・・

             昼飯・・・

             ここでも同じような弁当が配られた
             片手だけ手錠を外してくれた
             ・・・・・
             それぞれが、何かを思い咀嚼しているのだろう
             弁当にあたる箸の音とお茶を啜る音しかしない・・・


             
             左の男も呼ばれた・・・

             返事もなく立ち上がり
             裸足にサンダル姿で出て行った

             戻ってきた・・・

             てことは、次は俺か?

             違った・・・

             次の次に、呼ばれた・・・
             
             ここに着てから、何時間だろうか・・・・
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